20代の後半頃、私は派遣社員として働いていました。

派遣はそれなりに時給は良いのですが、契約が終了してしまうと次の仕事まで間が空いてしまうことも時々あります。


私は一人暮らしをしていて、丁度、賃貸契約を更新する時期でした。

運悪く派遣の仕事が終了して次がなかなか紹介してもらえず、無収入の間は貯金を切り崩して生活していました。

契約更新のお金を生活費に回してしまったので、更新料が足りなくなってしまったのです。

お金をどうするか色々と悩みましたが、社員時代に作っていたクレジットカードでキャッシングすることにしました。

住む所がなくなってしまえば生活が成り立たなくなってしまうため、多少無理してでもアパートの更新をしておきたかったのです。


それから1ヶ月も経たないうちに派遣会社から新しい仕事を紹介されて、キャッシングしたお金も月々少しずつ返済していきました。

キャッシングが本当に困った時に助けになるというのは、こういう時なのだと実感しました。


その後、ある時、友人同士で飲みに行きました。

学生時代の趣味仲間で、社会人になってからはみんな忙しくて予定が合わず、久しぶりに全員集まったので、楽しくて時間を忘れて盛り上がってしまいました。


飲み会がお開きになった頃はもう夜中で、終電はとっくになくなっていたので、帰るのにはタクシーしかありません。

それなのに財布の中には現金の持ち合わせがなく、近くのコンビニATMで自分の銀行口座から、お金をおろすつもりだったんです。

しかし、いざコンビニに着いたらお金をおろすのに時間外手数料の210円もかかることに気が付きました。

前に誰かに教わったのですが、時間外手数料よりもキャッシングの利息の方がはるかに安いそうです。

それを思い出し、クレジットカードでタクシー代を借りることにしました。

確か、2万円ほどだったと思います。

そのお金で無事に帰宅して眠り、目覚めてから銀行からお金をおろして返済しました。

何と、利息が0円だったのです。

キャッシングをしたのが0時を回っていて、返済したのがその日の午後だったので、即日返済では利息はなかったのです。

210円得した気分になりました。